このページの要点

日本のボーディングスクールは「一条校」と「インターナショナルスクール」に分かれ、卒業資格と学費支援が変わります。

  • 分かれ目は日本の高校卒業資格:一条校(学校教育法第1条の学校)なら日本の高校卒業資格が出ます。各種学校などのインターナショナルスクールでは出ないため、日本の大学を受けるには別の資格ルートが必要です。
  • 2026年4月に学費支援の枠組みが変わりました:高等学校等就学支援金の新制度の対象校種に、各種学校である外国人学校は含まれていません(文部科学省「新制度の概要」)。一条校は対象で、私立の支給上限は年45万7,200円・所得制限なしです。
  • 私立は年約300万〜1,150万円:一条校では海陽中等教育学校が学納金年302.7万円(食費込み)、国際高等学校が年410万円、UWC ISAK Japanが年722.5万円。インターではRugby School Japanが年983万円、ハロウ安比が年1,104万〜1,145万円です。唯一の公立である広島県立広島叡智学園だけは桁が違い、寮費・諸費が月5万5,000円(中学段階の公表額)です。

「海外に出さずに、英語で寮生活を経験させたい」というご家庭が増え、国内のボーディングスクールは選択肢として現実的になりました。ただし各校の性格はかなり違います。学校を名前で比べる前に、その学校が日本の高校卒業資格を出す学校なのかを確認してください。ここが、卒業後に日本の大学をどう受けるか、学費支援の対象になるか、途中で日本の高校に戻れるかまでを決めます。この記事では制度と学校の地図を示し、金額の内訳は日本のボーディングスクールの学費一覧に分けて扱います。

本記事は、文部科学省の公表資料(高等学校等就学支援金・新制度の概要/高校生等・新修学支援/就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧/大学入学資格について/昭和23年文部省告示第47号/令和5年度子供の学習費調査)と、各校の公式サイトにもとづきます(2026年8月時点)。学費は各校の公式サイトに掲載されている最新の金額です(年度表記のない学校や、年度の異なる資料にもとづく費目を含みます)。金額・出願要件・支援制度は年度ごとに改定されます。出願前に必ず各校の募集要項と、お住まいの都道府県の担当課で最新の情報をご確認ください。

結論:まず「一条校かどうか」で二つに分ける

POINT

日本のボーディングスクールは、日本の高校卒業資格が出る学校(一条校)と、出ない学校(インターナショナルスクール)の2種類に分かれます。学校の雰囲気や英語環境より先に、この区別を確認してください。進路も費用も、ここから枝分かれします。

一条校とは、学校教育法第1条に定められた学校(幼稚園・小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・中等教育学校など)のことです。日本の高等学校として認可されているので、卒業すれば日本の高校卒業資格が出ます。一方、多くのインターナショナルスクールは一条校ではなく、各種学校としての認可を受けているか、いずれの認可も受けていない学校です。日本の高校を卒業したことにはならないため、日本の大学を受けるには後述する別のルートが必要になります。

一条校とインターナショナルスクールの違い(早見表)

観点一条校のボーディングスクールインターナショナルスクール(各種学校等)
日本の高校卒業資格出る出ない(学校としての卒業証書は出るが、日本の高校卒業には当たらない)
日本の大学の受け方高校卒業者として通常どおり出願できるIB・A Level等の資格、国際的な評価団体の認定校としての12年課程修了、または大学の個別審査のいずれかが必要
高等学校等就学支援金(2026年4月〜の新制度)対象校種。私立は所得制限なしで年45万7,200円が上限新制度の対象校種に各種学校である外国人学校は含まれない(別枠の支援は後述)
教育課程日本の学習指導要領が基本(IB認定校は特例あり)英国式・米国式・IBなど学校ごと
日本の高校への転校同じ高校どうしの転学として扱える在籍が日本の高校在学に当たらないため、戻る場合の扱いは受け入れ校の判断になる
国内の主な例海陽中等教育学校/国際高等学校/UWC ISAK Japanハロウインターナショナルスクール安比ジャパン/Rugby School Japan/白馬インターナショナルスクール

なお「ボーディングスクール」という言葉に法的な定義はありません。全寮制の学校をまとめて指す通称で、日本語カリキュラムの伝統的な全寮制高校(男子校・女子校を含む)も、英語で学ぶ新設のインターナショナルスクールも、同じ言葉で呼ばれています。一覧記事を読むときは、その学校がどちらの意味のボーディングスクールなのかを毎回確認してください。

日本にあるボーディングスクールの地図(3タイプ)

POINT

国内のボーディングスクールは、①日本語カリキュラムの伝統校 ②英語で学ぶ一条校 ③英国式・米国式のインターナショナルスクールの3タイプに整理できます。求めているものがどれなのかで、候補は最初から絞れます。

タイプごとに、教育の中身も費用の桁も違います。以下は代表的な学校を、公式サイトで確認できる範囲で並べたものです。金額は各校の公式サイトに掲載されている年額の目安(寮費を含む合計。食費の扱いは学校ごとに異なります)で、内訳と通し総額は学費一覧の記事で扱います。

国内の主なボーディングスクール(タイプ別・年額は公式値)

学校所在タイプ学年年額の目安
海陽中等教育学校愛知県蒲郡市①日本語カリキュラムの一条校(中等教育学校)1〜6年(中高6年一貫)学納金 年302.7万円(寮費・食費込み)
国際高等学校愛知県日進市②英語で学ぶ一条校(IB)高1〜高3(入学時期は9月年410万円(授業料・寮費・教育充実費。食費込み)
UWC ISAK Japan長野県軽井沢町②英語で学ぶ一条校(IB)Grade 10〜12年722.5万円(授業料・寮費・施設費。食費込み)。高2・高3はIB課程費 年23万円が加算
広島県立広島叡智学園広島県大崎上島町②英語で学ぶ一条校(IB)/唯一の公立中1〜高3(併設型中高一貫)授業料は公立水準。寮費・諸費は月5万5,000円(中学段階の公表額)
白馬インターナショナルスクール長野県白馬村③インターナショナルスクール(米国式)Grade 7〜12(2026-27年度に全学年がそろう予定)高校段階の寮生で年713万円(食費の扱いは公式で確認できず)
Rugby School Japan千葉県柏市③インターナショナルスクール(英国式)Year 7〜13Year 10・11で年983万円(食費込み)
ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン岩手県安比高原③インターナショナルスクール(英国式)Year 7〜13Year 9-11で年1,104.5万円(寮費込。食費の扱いは公式で確認できず)

①のタイプは、日本語で学び、日本の大学受験を前提に寮生活で学習環境を整える学校です。海陽中等教育学校のように中高6年一貫の学校が中心で、費用も③に比べれば抑えられます。このほかにも、日本語カリキュラムの全寮制高校は各地にあります(男子寮・女子寮の有無や、全員入寮か希望制かは学校で異なります)。このタイプと、公立の寄宿舎まで含めた「寮のある高校」全体の分け方・費用・寮の体制の確認方法は日本の全寮制高校を選ぶ前ににまとめました。本記事は英語で学ぶ②③を中心に扱います。

②のタイプは、日本の高等学校でありながら授業を英語で行い、国際バカロレア(IB)を提供する学校です。国際高等学校は公式FAQで「高校教育課程(一条校)」であり「国際バカロレア(IB)の修了資格と日本の高等学校の卒業資格の2つを取得することができます」と説明しています。UWC ISAK Japanも公式サイトで「文部科学省認定の高等学校(学校教育法第1条校)」であり、卒業時に「国際バカロレアディプロマのみならず、日本の高等学校卒業資格を取得できます」としています。同校は長野県が公表する私立高等学校名簿にも掲載されており、県の認可を受けた私立高校であることを学校の説明以外からも確認できます。日本の卒業資格と国際的な資格を両方取れるのがこのタイプの強みです。

②には公立が1校だけあります。 広島県立広島叡智学園(大崎上島町)は、全生徒がIBを履修する全寮制の併設型中高一貫校で、文部科学省のIB教育推進コンソーシアムが公表する認定校一覧でも一条校の欄に掲載されています(令和8年3月31日時点)。授業料は公立の水準で、学校が公表している中学段階の費用は寮費が月3万7,000円(食費約3万円を含む)、諸費が月1万8,000円の合計月5万5,000円です。私立の国内ボーディングとは費用の桁がひとつ違います。

ただし、費用が安いぶん入口は非常に狭いという前提を先に知っておく必要があります。広島県教育委員会が公表する「令和8年度広島県立広島叡智学園高等学校入学者選抜実施要項」を読むと、高校からの外部募集は2つの枠しかありません。ひとつは「海外等連携協定に基づく入学者選抜」で、出願資格は「外国籍を有し」、県教委と連携協定を結ぶ海外の機関の推薦を受けた者、定員は10人以内。もうひとつは「外国人等生徒を対象にした入学者選抜」で、外国籍の生徒か、日本国籍なら「原則として、海外の学校での修学期間が5年以上ある者」が対象です。国内の中学校から一般入試で高校に入る枠は用意されていません。 中学(Grade 7)で40人を募集するのが本流で、高校から狙える家庭はかなり限られます。

③のタイプは、英国や米国の本国校のカリキュラムをそのまま日本で提供する学校です。Rugby School Japanは公式の学費ページで Year 10・11 を「IGCSE」、Year 12・13 を「A-Level」と明記しています。ハロウ安比は「Aligned with Harrow's esteemed British international curriculum」として11〜18歳(Year 7〜13)の全寮制教育を掲げています。白馬インターナショナルスクールは卒業要件を「minimum of 42 academic credits」とする米国式で、AP科目を提供しています。なおRugby School Japanは公式サイトで「千葉県知事の認可を受けた学校法人」と説明しており、後述する文部科学省の一覧では各種学校として掲載されています。ハロウ安比は公式サイトから認可の区分を確認できませんが、岩手県が公表している「岩手県私立学校一覧」(令和7年5月1日現在)の各種学校の表に掲載されています(名称「Harrow International School Appi,Japan」、設置者=学校法人H.A.International School、認可=令和4年3月24日)。学校が書いていなくても、都道府県の公表資料で区分が分かるという好例です。白馬インターナショナルスクールについては、公式サイトに「日本政府の認可を受けている」旨の記載があるものの、区分までは確認できませんでした。

確認ポイント:一覧記事やまとめサイトには、高校段階の募集をしていない学校が混ざっていることがあります。たとえば全寮制の学校として名前が挙がることのある神石インターナショナルスクール(広島県)は、公式サイトの対象年齢が「6才〜12才(小学校1年生〜6年生)」で、高校段階の募集はありません。また白馬インターナショナルスクールのように学年を順次開設している途中の学校もあります(同校は「2025-26年度はGrade 7〜11」としたうえで「2026-27年度にGrades 7-12に到達するまで毎年1学年ずつ追加する」と説明しており、受験する年度によって募集学年が変わります)。候補に入れる前に、受験する年度の募集要項でその学年の募集があるかを必ず確認してください。

開校から日が浅い学校を見極めるとき、都道府県の私立学校一覧は学校公式より雄弁です。たとえば岩手県の一覧(令和7年5月1日現在)には、ハロウ安比の学年別在籍数まで載っています。プレップ(7学年)30人・(8学年)64人、アッパースクール(9学年)68人・(10学年)54人・(11学年)54人、シックスフォーム(12学年)39人・(13学年)0人、合計494人。2022年開校の学校が最終学年に到達する途中にあることが、この一行で分かります。良し悪しの話ではなく、卒業生の進学実績をまだ判断材料にできる段階かどうかが読み取れるということです。同じ資料は各校の課程名・設置者・認可年月日も載せているので、候補校の所在地の都道府県で必ず引いてみてください。

「日本の高校卒業資格が出ない」と、何が起きるのか

POINT

インターナショナルスクールを選ぶと、日本の大学に出願する根拠を自分で用意することになります。多くの家庭が見落とすのはここで、入学時ではなく卒業の3年後に効いてきます。

日本の大学に出願できるのは、文部科学省が「大学入学資格」として整理している区分に当てはまる人です。日本の高等学校または中等教育学校を卒業した人は、そのまま1つ目の区分に入ります。一条校のボーディングスクールを選んだ場合は、この点で悩む必要がありません。

一方、日本国内のインターナショナルスクールを卒業する場合は、次のいずれかで資格を作ることになります。どれに当たるかは学校ごとに違い、同じ「インター」でも道筋が変わります。

  1. 1取得した資格で認められるルート:国際バカロレア、アビトゥア、(フランス)バカロレア、GCE Aレベル、インターナショナルAレベル、ヨーロピアン・バカロレアのいずれかを取得する方法です(昭和23年文部省告示第47号 第20号〜第24号。最終改正 令和6年8月1日)。英国式の学校ならA Level、IB校ならIBディプロマがこれに当たります。
  2. 2評価団体の認定校として認められるルート:WASC、ACSI、Cognia、NEASC、CIS、COBIS のいずれかから認定を受けた教育施設の12年の課程を修了する方法です(同告示 第25号)。
  3. 3国内の指定教育施設として認められるルート:文部科学省が「外国の高等学校相当」として指定した教育施設の課程を修了する方法です。ただし同省の一覧(令和7年3月26日現在)に掲載されているのはブラジル人学校・韓国学校・インド系や仏独中華系の学校が中心で、ハロウ安比・Rugby School Japan・白馬インターナショナルスクールの掲載はありません。
  4. 4大学の個別審査:大学が個別に入学資格を審査して、高校卒業者と同等以上の学力があると認める方法です(18歳以上)。大学ごとの判断になるため、志望校に事前確認が必要です。

ここで実務上いちばん大事な事実があります。文部科学省は、どの学校がWASCやCISなどの認定を受けているかの一覧を公表していません。 同省のページには「各学校が認定を受けているかどうかについては、下記団体にお問合せ下さい。」と書かれているだけです。つまり2番目のルートを当てにするなら、学校に認定の有無と有効期限を確認し、必要なら認定団体側でも裏を取るという作業が家庭側に残ります。学校説明会で必ず聞いておきたい質問です。

ただし、学校側が自分で公表している場合もあります。たとえばRugby School Japanは公式サイトで「In November 2024, Rugby School Japan successfully gained accreditation and membership to the Council of British International Schools (COBIS).(2024年11月にCOBISの認定と加盟を取得した)」と説明しています。COBISは告示が挙げる6団体のひとつです。一方、白馬インターナショナルスクールは「HIS is accredited by the Japanese government, and is currently in the accreditation process with WASC(日本政府の認可を受けており、現在WASCの認定手続き中)」としており、この記事の執筆時点ではWASCの認定を取得していません。同校自身も「With WASC accreditation, HIS diplomas will be accepted at universities...(WASCの認定を得れば)」と将来形で書いています。認定の有無は学校選びの結論を変えうる情報なので、志望校の該当ページを必ず自分で読んでください。

確認ポイント(重要):告示第25号は「認定を受けた教育施設に置かれる12年の課程を修了した者」と定めています。ところがRugby School Japan(Year 7〜13)も白馬インターナショナルスクール(Grades 7〜12)も、中等段階だけを置く学校で、小学校からの12年課程を自校内に持っていません。この構成の学校にこのルートが及ぶかどうかは、公開されている資料からは判断できませんでした。 認定を受けていること自体は事実として確認できますが、それがそのまま大学入学資格になるとは限りません。志望する大学の入学資格審査の窓口に、学校名を挙げて直接確認するのが確実です。あわせて、就学支援金の指定(施行規則第1条第1項第4号ロ)と大学入学資格の告示第25号は別の制度である点にも注意してください。前者の指定団体には国際バカロレア事務局が含まれますが、後者の6団体にIB事務局は入っていません(IBは資格ルートの第20号で扱われます)。「支援金の一覧に載っていたから大学入学資格も大丈夫」とは言えません。

避けたい

「インターでも日本の大学は受けられると聞いたので大丈夫」と、根拠を確認しないまま入学を決める

こうすればOK

「うちの卒業生は、どの根拠で日本の大学に出願していますか」と学校に直接聞く。資格ルートなら何の資格か、認定ルートならどの団体の認定かまで確認する

避けたい

「A Levelを取るから大丈夫」と考え、途中で辞めた場合を想定しない

こうすればOK

告示が挙げているのは「アドバンスト・レベル資格」。最終学年まで在籍して資格を取り切ることが前提になるため、途中で日本に戻る可能性も含めて、Year 12までしか通わなかった場合の扱いを志望校に確認しておく

避けたい

海外大学に行くつもりだから、日本の大学入学資格は考えなくてよいと決めてしまう

こうすればOK

海外進学が本命でも、併願先として国内を残せるかを最初に確認しておく。18歳時点で進路を1本に絞れる家庭は多くありません

なお、日本の大学の側にもIBなどの資格を活用する入試が広がっています。海外大学と国内大学をどう並べて考えるかは、海外大学と国内大学はどっちを選ぶべきかで整理しています。

2026年4月から、学費支援の枠組みが変わりました

POINT

高等学校等就学支援金は令和8年4月に新制度へ移行し、各種学校である外国人学校を指定する制度は廃止されました。一条校は所得制限なしで対象、インターナショナルスクールは別枠の予算事業で扱われます。この論点を書いている比較記事はほとんどありません。

何が変わったのか

文部科学省の「高等学校等就学支援金・新制度の概要」によれば、新制度の対象校種は「高等学校、中等教育学校(後期課程)、特別支援学校(高等部)、高等専門学校(1〜3年)、専修学校高等課程、専修学校一般課程及び各種学校のうち国家資格者養成課程(中学校卒業者を入所資格とするもの)を置くもの、海上技術学校」です。各種学校のうち外国人学校(=一般的なインターナショナルスクール)は、この対象校種に入っていません。

背景にあるのは令和7年10月29日の三党合意で、そこでは「現行制度の受給資格を見直し、在留資格を要件とする制度を導入することとし、(…)『留学等』の我が国に定着することが見込まれない在留資格者を対象外とする。また、各種学校のうち外国人学校を指定する制度については、廃止する。」とされました。同時に「在校生(留学生を含む)については、在学関係が続く限り現行制度による支援を継続する。新入生については、従前の制度では支給対象となっていた者(留学生を除く)には、収入要件の設定を含めて現行制度による支援と同等の水準で支援する」ことも定められています。

学校の区分ごとに、扱いはこう分かれます

2026年4月以降の学費支援の扱い(学校の区分別)

学校の区分就学支援金支給上限(年額)所得制限
一条校の私立高校・中等教育学校(後期課程)(例:国際高等学校、UWC ISAK Japan、海陽の後期課程)新制度の対象45万7,200円(私立・全日制)なし
一条校の公立高校新制度の対象11万8,800円なし
旧制度で指定されていた外国人学校の在校生(2026年3月末から引き続き在学)就学支援金の経過措置。年収約910万円以上の世帯等は予算事業「高校生等・新修学支援」で措置39万6,000円(年収590万円未満)/11万8,800円(それ以上)所得に応じて金額が変わる(910万円以上でも11万8,800円
旧制度で指定されていた外国人学校の2026年4月以降の新入生(留学生を除く)就学支援金ではなく予算事業「高校生等・新修学支援」39万6,000円(年収590万円未満)/11万8,800円(590万〜910万円)あり(年収約910万円以上は不支給)
旧制度で指定を受けていなかったインターナショナルスクール従来から対象外で、改正後も対象外

「高校生等・新修学支援」は令和8年度の新規事業(予算13億円)で、都道府県が授業料を支援する場合に国が所要額の4分の3を補助する仕組みです。対象校種は「旧制度であれば対象となる改正前の就学支援金法第2条に規定する高等学校等(新制度で廃止となった各種学校のうち告示指定を受けた外国人学校を含む)」とされており、もともと指定を受けていた学校であることが前提です。実際の運用は都道府県が行うため、金額や申請方法は住んでいる自治体の担当課で確認してください。注意したいのは、この事業の金額が一律ではないことです。文部科学省の資料では、新入生は年収590万円未満で上限39万6,000円、590万〜910万円で11万8,800円の2段階になっています。「上限39万6,000円」という数字だけを見て予算を組むと、年収600万〜900万円のご家庭では3倍以上ずれます。

指定を受けていたのは、どの学校か

では、どの学校が指定を受けていたのか。文部科学省の「就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧(令和8年3月1日現在)」を見ると、Rugby School Japan は千葉県の欄に掲載があり、備考は「第十一学年から第十三学年までの課程に限る。」となっています。つまり同校でも Year 7〜10 は対象外でした。一方でハロウインターナショナルスクール安比ジャパンと白馬インターナショナルスクールは、この一覧に掲載がありません(同一覧の掲載校は北海道インターナショナルスクール、アメリカン・スクール・イン・ジャパン、横浜インターナショナルスクールなど、既存のインターナショナルスクールが中心です)。

確認ポイント:上記の一覧は改正の施行直前である令和8年3月1日時点のもので、現在は同省サイトの「旧制度」の階層に置かれています。「掲載されていたから今も支援される」とは限りません。 志望校が支援の対象になるかは、①学校に直接確認する ②お住まいの都道府県の私学担当課・高校修学支援の窓口に確認する、の2つで裏を取ってください。なお就学支援金も新修学支援も支援されるのは授業料であって、寮費は対象外です。国内ボーディングでは寮費が年126万〜320万円かかるため、支援を織り込んでも自己負担の中心は変わりません。また新制度には在留資格の要件もあり、日本国籍・特別永住者・永住者等が対象です(在留資格「留学」は対象外)。外国籍のお子さんの場合は、この点も学校と自治体に確認してください。

金額の面から言えば、一条校を選んだ場合に得られる年45万7,200円は、年410万円かかる学校で1割強にあたります。小さくはありませんが、これで学校選びが決まるほどの差でもありません。実質負担がいくらになるかの試算は、[日本のボーディングスクールの学費一覧](/boarding/boarding-school-nihon-gakuhi)で学校別に整理しています。

高校段階から入れるのか:学年と出願時期

POINT

国内のボーディングスクールは入れる学年が学校ごとに決まっており、「高校からどこでも入れる」わけではありません。 とくにIB校は課程の構造上、高2以降の編入が難しくなります。

IBディプロマ・プログラム(IBDP)は高2・高3の2年間で完結する課程です。そのためIB校では、高1(Grade 10)で入り、高2からIBDPに進む形が基本になります。UWC ISAK Japanは公式サイトで「国際バカロレア・ディプロマ・プログラム(IBDP)は、高校2-3年次の2年間プログラムのため、高校3年次(Grade 12)への出願や編入は受け付けておりません。」と明示しています。同校の高2(11年生)入学はUWC国内委員会またはGlobal Selection Programme経由となり、学校への直接出願は高1入学のみです。IBというプログラムそのものの中身(6グループ+コア3・45点満点で24点以上)や、日本語DPの範囲、最終試験が3年次11月でスコア通知が翌年1月5日という日程は国際バカロレア(IB)の高校を選ぶ前にで整理しています。

入れる学年と出願の型(公式サイト記載)

学校入れる学年出願の型・時期
UWC ISAK Japan学校への直接出願は高1(10年生)のみ。高2はUWC国内委員会またはGSP経由。高3は受け付けなし2027年度入学は9月1日受付開始・12月1日締切、1月に1次選考結果、1月下旬〜2月上旬に面接とグループ評価、2月下旬に合否
国際高等学校高1入学が基本。FAQでは「IB教育課程が開始するGrade 11まで国内外から受け入れ可能(若干名)」入学時期は9月(4〜6月は入学準備課程BPを提供)。出願は3期制(1期10月〜12月中旬、2期1月〜3月末、3期4月〜6月中旬)。英語の目安はCEFR B2/IELTS 5.5/TOEFL iBT 72/英検準1級相当
海陽中等教育学校6年一貫。編入学は新4年生(現中学3年生)=高校段階の入口が用意されている編入学試験は例年1月頃、転入学試験(新2・3年)は例年3月頃
広島叡智学園(県立)高校からの外部募集は「海外等連携協定枠(外国籍・定員10人以内)」と「外国人等生徒枠(外国籍、または日本国籍なら原則として海外の学校での修学5年以上)」の2枠のみ。 国内の中学からの一般入試枠はない令和8年度は8月1日出願登録開始・9月22日書類締切・10月に面接と口頭試問・10月22日合格発表(広島県教育委員会の実施要項)
Rugby School JapanYear 7〜12で受付。ただし「RSJ does not usually admit pupils into Year 11」通年出願(rolling)。CAT4とOxford English Placement Test、面接。Year 12出願者はA Levelの筆記
ハロウ安比11〜18歳(Year 7〜13)公式サイトに年間スケジュールの記載は確認できず。学校へ直接確認
白馬インターナショナルスクール2025-26年度はGrade 7〜11。2026-27年度にGrades 7-12がそろう予定通年出願(rolling)。「New students typically join HIS at the start of the school year in late August」。英語の目安はGrades 9-12で英検準1級以上/TOEFL Junior 860以上/CEFR B2以上/Cambridge 160以上

表から読み取れる実務的なポイントは3つです。第一に、IB校を狙うなら中3の秋が勝負になります。UWC ISAK Japanの締切は12月1日で、日本の高校入試より早く動きます。第二に、英語力の要件は入学時点で必要です。国際高等学校が示す英検準1級相当という水準は、中学生にとって決して低くありません。準備には1年以上かかると見ておいてください。英語力の伸ばし方は高校留学に必要な英語力の考え方が参考になります。

第三に、英国式の学校は通年出願(rolling)が中心で、締切に追われない代わりに「空きがあるかどうか」で決まります。早く動いた家庭が有利になる仕組みなので、検討開始が遅いほど選択肢が減ります。学年が上がるほど受け入れ枠は小さくなり、Rugby School Japanのように「Year 11は通常受け入れない」と明記する学校もあります。IGCSEやA Levelは2年でひとまとまりの課程なので、途中の学年からは入りにくいという構造的な事情があります。

選び方:ご家庭の前提から逆算する

POINT

学校の評判から入ると迷います。①卒業後にどこの大学を考えるか ②いつから入るか ③いくらまで出せるかの3つを先に決めると、候補は自然に絞れます。

国内ボーディングを検討する家庭の動機は、大きく3つに分かれます。「海外に出すのは不安だが、英語環境で学ばせたい」「生活面まで含めて学習習慣をつけさせたい」「海外大学進学を本気で狙わせたい」。どれが主目的かで、選ぶべきタイプが変わります。

目的別の向き・不向き

ご家庭の主目的向いているタイプ注意点
日本の大学進学が本命。生活習慣と学習環境を整えたい①日本語カリキュラムの一条校英語環境は限定的。国際性を求めるなら期待とずれる
日本の卒業資格を残しつつ、英語と国際的な資格も取らせたい②英語で学ぶ一条校(IB)高1入学が基本で、中3の秋までに準備が要る。入学時点で英語力の要件がある
海外大学進学が本命。本国式の教育を受けさせたい③インターナショナルスクール日本の高校卒業資格が出ない。国内大学の受け方を入学前に確認する必要がある
高校からの数年間だけ、海外の環境を経験させたい国内ボーディングより高校留学が合う場合がある国内ボーディングは3年在籍が前提の設計。短期での出入りは想定されていない

避けたい

「全寮制なら生活が整う」と考えて、本人の意思を確認しないまま出願する

こうすればOK

寮生活は24時間の集団生活です。寮の部屋割り・門限・帰省の頻度・週末の過ごし方まで具体的に確認し、本人が想像できる状態にしてから決める

避けたい

年間の学費だけを見て「これなら出せる」と判断する

こうすればOK

入学金・保証金・制服・学年旅行などの一時金と、学校によっては別請求になる食費を積み上げて、卒業までの通し総額で判断する(学費一覧で整理しています)

避けたい

「うちの子を変えてくれる学校」を探す

こうすればOK

環境が変われば行動は変わりますが、学校は治療機関ではありません。いまの学習状況で、その学校のカリキュラムについていけるかという現実的な問いに置き換える

避けたい

説明会の印象だけで決める

こうすればOK

在校生の保護者に帰省時の様子と、追加でかかった費用を聞く。募集要項・学費表・寮の規則という一次資料を自分で読む

海外の高校留学・海外大学進学と、どう並べて考えるか

POINT

国内ボーディングは「海外に出す代わり」ではなく、進路の選択肢のひとつです。費用も期間も海外留学と重なるので、同じ土俵で比べたほうが判断を誤りません。

費用の水準を並べてみます。文部科学省の令和5年度子供の学習費調査では、高等学校(全日制)の学習費総額は年額で公立59万6,954円、私立117万9,261円です。国内ボーディングは私立なら安い学校でも年300万円台、英語で学ぶ学校では年400万〜1,150万円ですから、一般的な私立高校のおよそ2.6倍から10倍という水準になります(唯一の公立である広島叡智学園は例外で、寮費・諸費が中心のため桁が変わります)(学習費総額には塾などの学校外活動費も含まれるため、厳密に同じ費目どうしの比較ではない点にご注意ください)。

一方、海外の高校留学は1年でおよそ200万〜600万円が目安で、費用を抑えやすい国の公立校なら150万円台、英国のボーディングスクールでは500万〜1,000万円になります(高校留学の費用)。つまり国内ボーディングの費用帯は、海外の高校留学とそのまま重なります。 「国内だから安い」わけではないという前提で比較してください。

国内ボーディング・海外高校留学・国内の一般的な高校の比較軸

観点国内ボーディングスクール海外の高校留学国内の一般的な高校
年間費用の目安私立で約300万〜1,150万円(公立の広島叡智学園のみ寮費・諸費が中心)約200万〜600万円(英国のボーディングは500万〜1,000万円)公立 約60万円/私立 約118万円(学習費総額)
日本の高校卒業資格一条校なら出る/インターは出ない在籍校に籍を残す留学なら残せる(単位認定の制度がある)出る
保護者との距離国内なので帰省・面会がしやすい時差と渡航費があり、緊急時に動きにくい自宅から通える
英語環境学校のタイプによる(②③なら日常的に英語)生活のすべてが現地語授業内が中心
期間の柔軟性3年在籍が前提の設計3か月・半年・1年・卒業まで、と選べる

この表で保護者にとって効いてくるのは、「保護者との距離」と「期間の柔軟性」です。国内ボーディングは、何かあったときに数時間で駆けつけられるという安心感があります。一方で「1年だけ試す」という使い方は想定されていません。期間を区切って海外を経験させたいなら、在籍校に籍を残す高校留学のほうが目的に合います(制度の全体像は高校留学の完全ガイド、単位の扱いは留学中の単位認定をご覧ください)。なお、寮生活を国内で期間を区切って試したい場合は、公立高校で1年間を別の地域で過ごす地域留学という道もあります(国内留学とは)。費用の桁が本記事の学校群とは大きく異なるため、予算から考えるご家庭はこちらもあわせてご覧ください。

また、お子さんの関心が海外大学にあるなら、高校は国内に置いたまま海外大学進学を目指す道も現実的です。国内の高校からでも、出願要件を満たせば海外大学には出願できます。準備の順序と費用は海外大学進学ガイドで扱っています。「英語で学ぶ高校に入れないと海外大学は無理」ということはありません。 国内ボーディングは、その道を通りやすくする選択肢のひとつと位置づけてください。

検討を進めるときの手順

POINT

情報が学校ごとに散らばっているのがこの分野の難しさです。確認する順番を決めておくと、説明会や面談で聞き漏らしがなくなります。

  1. 1学校の法的な区分を確認する:一条校か、各種学校か、いずれの認可も受けていないか。公式サイトに明記がない場合は、学校に直接聞くか、その都道府県の私学担当課が公表する私立学校名簿・学校法人名簿で確認します。
  2. 2卒業生がどの根拠で日本の大学に出願しているかを聞く:資格ルート(IB・A Level等)か、評価団体の認定ルートか、大学の個別審査か。認定ルートなら団体名と認定の有効期限まで確認します。
  3. 3学費支援の対象になるかを二重に確認する:学校と、お住まいの都道府県の窓口の両方。2026年4月の改正で扱いが変わったため、古い記事や過去の説明資料は当てになりません。
  4. 4入れる学年と締切を確認する:IB校は高1入学が基本で、締切は日本の高校入試より早い場合があります。英国式の学校は通年出願で、空き枠次第です。
  5. 5通し総額を出す:年額×在籍年数に、入学金・保証金・制服・学年旅行・(学校によっては)食費を足します。金額の内訳は学費一覧の記事に整理しています。
  6. 6寮の生活実態を確認する:週末の過ごし方、帰省の頻度、外出のルール、体調を崩したときの対応。ここが合わないと、学力以前に続きません。
  7. 7本人と話す:3年間の集団生活を送るのは本人です。保護者が決めた進路として渡すのではなく、本人が選び直せる形にしておきます。

なお、国内のボーディングスクールは学校が直接出願を受け付けるのが基本で、留学エージェントを介する必要は原則ありません。海外の学校を併せて検討する場合にエージェントを使うかどうかは、高校生の留学エージェントの選び方で中立に整理しています。

まとめ

日本のボーディングスクールを比べるときは、まず一条校かどうかを確認してください。一条校なら日本の高校卒業資格が出て、高等学校等就学支援金の新制度の対象にもなります(私立は所得制限なしで年45万7,200円が上限)。インターナショナルスクールでは日本の高校卒業資格が出ないため、IBやA Levelなどの資格、評価団体の認定校としての12年課程修了、あるいは大学の個別審査という別のルートで大学入学資格を用意することになります。

2026年4月の改正で、各種学校である外国人学校を指定する制度は廃止されました。旧制度で指定されていた学校の在校生は経過措置の対象で(旧制度では対象外だった年収910万円以上の世帯にも上限11万8,800円が措置されます)、新入生は予算事業「高校生等・新修学支援」(年収590万円未満で上限39万6,000円、590万〜910万円で11万8,800円)で扱われます。もともと指定を受けていなかった学校は、改正の前後を通じて対象外です。この論点を正確に書いている比較記事はまだほとんどないので、古い記事の記述をそのまま信じないでください。

費用は私立で年300万〜1,150万円と幅が大きく、海外の高校留学と同じ帯に入ります(唯一の公立である広島叡智学園だけは桁が違いますが、高校からの外部募集は海外経験のある生徒に限られます)。国内ボーディングは「海外に出す代わりの安い選択肢」ではなく、保護者との距離が近く、日本の学籍を保ちやすい選択肢と考えるのが実態に合っています。金額の内訳と実質負担は日本のボーディングスクールの学費一覧へ、進路の選択肢全体の比較は高校留学の完全ガイド海外大学進学ガイドへお進みください。

Q.日本のボーディングスクールを出ても、日本の大学は普通に受けられますか?

一条校(海陽中等教育学校、国際高等学校、UWC ISAK Japanなど)なら日本の高校卒業資格が出るので、そのまま受験できます。一条校ではないインターナショナルスクールの場合は、IBやA Levelなどの資格を取る、WASC・CIS・COBIS等の認定校として12年の課程を修了する、または大学の個別審査を受ける、のいずれかで大学入学資格を用意する必要があります。文部科学省は認定校の一覧を公表しておらず「各団体に問い合わせを」と案内しているため、学校説明会で卒業生の出願ルートを直接確認してください。

Q.インターナショナルスクールでも就学支援金は使えますか?

2026年4月からの新制度では、対象校種に「各種学校である外国人学校」が含まれていません。旧制度で文部科学大臣の指定を受けていた学校については、2026年3月末から引き続き在学する在校生は経過措置の対象で、旧制度では対象外だった年収910万円以上の世帯にも上限11万8,800円が措置されます。2026年4月以降の新入生(留学生を除く)は予算事業「高校生等・新修学支援」の対象になります。金額は一律ではなく、年収590万円未満で上限39万6,000円、590万〜910万円で11万8,800円、910万円以上は不支給です。もともと指定を受けていなかった学校は改正の前後を通じて対象外です。実際の運用は都道府県が行うので、学校と自治体の窓口の両方でご確認ください。

Q.高校からでも入学できますか。高2からの編入はできますか?

高1からの入学は多くの学校で可能ですが、高2以降は学校によって扱いが大きく違います。IB校はディプロマ課程が高2・高3の2年間で完結するため、UWC ISAK Japanは高3(Grade 12)への出願・編入を受け付けていません。国際高等学校はFAQで「Grade 11まで国内外から受け入れ可能(若干名)」としています。海陽中等教育学校は新4年生(現中学3年生)を対象とした編入学試験を例年1月頃に実施しています。英国式の学校は通年出願ですが、Rugby School Japanのように「Year 11は通常受け入れない」と明記する学校もあります。なお公立の広島県立広島叡智学園は、高校からの外部募集が「海外等連携協定枠(外国籍・定員10人以内)」と「外国人等生徒枠(外国籍、または日本国籍なら原則として海外の学校での修学期間が5年以上ある者)」の2枠に限られており、国内の中学校から一般入試で入る道はありません(広島県教育委員会の入学者選抜実施要項)。費用の安さから候補に挙がりやすい学校ですが、高校からの入学を前提にするなら中学段階での受験を検討することになります。

Q.入学時にどのくらいの英語力が必要ですか?

英語で学ぶ学校では、入学時点で相応の英語力が求められます。国際高等学校は入学時点の目安としてCEFR B2、IELTS 5.5、TOEFL iBT 72、英検準1級相当を示しています。Rugby School JapanはCAT4とOxford English Placement Testを課し、Year 12出願者にはA Levelの筆記も課します。中学生がこの水準に到達するには1年以上の準備が必要になることが多いため、入りたい学年から逆算して計画を立ててください。

Q.海外の高校留学と、国内のボーディングスクールはどちらがよいですか?

目的によります。費用は重なる帯にあり(私立の国内ボーディングが年300万〜1,150万円、海外の高校留学が年200万〜600万円)、「国内だから安い」わけではありません。国内ボーディングの強みは、保護者が数時間で駆けつけられる距離にあることと、一条校なら日本の学籍と卒業資格を保てることです。一方で3年在籍が前提の設計なので、「1年だけ経験させたい」という目的には、在籍校に籍を残す高校留学のほうが合います。

Q.学費以外に、どんな費用がかかりますか?

入学金・出願料・保証金(デポジット)・制服・学年旅行などの一時金に加えて、学校によっては食費が別建てです。たとえばハロウ安比は出願料5万円・入学金100万円・保証金44万円(ビザ支援が必要な場合は88万円)・制服約26万円・学年旅行20万〜60万円(必須)が公表されています。Rugby School Japanは寮費とは別にTermly Meal Fees(年83万円)が請求されます。逆に海陽中等教育学校・国際高等学校・UWC ISAK Japanは学納金や寮費に食費が含まれます。学校別の内訳と通し総額は日本のボーディングスクールの学費一覧で整理しています。

国内ボーディングと高校留学、どちらが合うか整理する

期間・費用・目的から、ご家庭に合う進路のタイプを診断できます。国内で寮生活を選ぶか、期間を区切って海外を経験させるかの整理にお使いください。