このページの要点

海外大学には返済不要の給付型奨学金が複数あり、採用されれば授業料・寮費の大部分がまかなわれ、自己負担を大きく下げられます。

  • 種類:日本国内の財団(柳井正・笹川・グルー・バンクロフト・リクルート)と公的機関(JASSO)、自治体(東京都の新制度)に返済不要の奨学金がある。
  • 残額で見る:大切なのは給付額の大小ではなく『学費+生活費の総額 −給付額=自己負担がいくら残るか』。トップ校向けは残額がほぼ生活雑費だけになることもある。
  • 早く動く:多くが高3の春〜夏に締切があり大学出願と重なる。合格前に応募する『予約型』もあり、高2から情報収集した家庭が有利。

「海外大学は学費が高いから、うちには無理」と結論を急ぐ前に、返済不要の奨学金を確認しましょう。この記事では、海外大学に使える給付型奨学金を給付額・所得条件・締切つきで一覧化し、採用されたら自己負担がいくら残るのかを試算します。あわせて、保護者が見落としやすいお金の落とし穴と、落ちた時の備えまでを中立の立場で整理します。費用の全体像は海外大学の学費を国別に比較を、準備の進め方は海外大学進学ガイドもあわせてご覧ください。

本記事の給付額・所得条件・対象校・締切は、各財団・公的機関・自治体が公表する2026年度(一部2027年度入学向け)の募集要項・発表にもとづく目安です。奨学金の金額や条件は年度ごとに改定され、対象校・締切も変わります(例:柳井正財団の給付上限は制度拡充で段階的に引き上げられてきました)。応募前に必ず各制度の公式サイト・最新の募集要項でご確認ください。数値は柳井正財団・笹川平和財団・JASSO(日本学生支援機構)・グルー・バンクロフト基金・江副記念リクルート財団・東京都の各公表資料を参照しています。

結論:海外大学に使える返済不要奨学金 早見表

POINT

まず全体像を。海外大学の給付型奨学金は「トップ校向けの大型」「公的で採用枠が広いもの」「理系限定」「自治体の新制度」に分かれます。給付額だけでなく、所得条件・対象校・締切をセットで見るのがコツです。

海外大学に使える主な返済不要(給付型)奨学金の目安(2026年度時点)

奨学金給付額の目安主な対象・所得条件採用枠・締切の目安
柳井正財団 海外奨学金米 年最大11.5万ドル/英 年最大7万ポンド(授業料・寮費・保険等)米英加のトップ校進学者。家計支持者所得2,700万円以下40名程度(予約型・合格型)/夏に締切
笹川平和財団 笹川奨学金在学費用を実費支給(当初上限 米$95,000/英£65,000)指定46大学(米英)の入学許可者。所得・年齢・専攻の制限なし最大35名/秋期・春期の年2回
JASSO 海外留学支援制度(学部学位取得型)月13.9万〜35.2万円+渡航支援金(返済不要)海外大学へ学位取得目的で進学する高3相当・既卒3年以内近年100名以上/年1回(例年秋締切)
グルー・バンクロフト基金枠により 年8万ドル×4年 等(米リベラルアーツ大)米リベラルアーツ大進学者。家計支持者所得2,000万円以下計10名程度/夏〜初秋締切
江副記念リクルート財団(学術部門)学費実費+生活費を現地通貨で支給海外大・院で理系を専攻する24歳以下。所得制限なし若干名/夏〜初秋締切
都立高校等海外大学進学支援制度(東京都)授業料−国内私大相当130万円を、最大800万円/400万円まで都立高在籍/卒業3年以内・都内在住。世界ランク上位校10名程度/2027年度入学から

こうして並べると、海外大学の奨学金は「トップ校に受かる学力があるほど、大型の給付にたどり着ける」構造だと分かります。柳井正財団や笹川平和財団は米英の名門校が対象で給付も手厚い一方、[JASSO](https://www.jasso.go.jp/)(日本学生支援機構)の学位取得型は対象校が広く採用枠も多いため、まず押さえたい制度です。対象校に必要な英語スコア(TOEFLやIELTS)は留学に必要な英語力も参考に、早めに準備を始めましょう。

「返済不要」で自己負担はいくら残るのか(残額の試算)

POINT

奨学金の記事は給付額を並べて終わりがちですが、保護者が本当に知りたいのは「結局いくら払うのか」です。海外大学の費用は『学費+生活費の総額 −給付額=自己負担の残額』で見るのが鉄則です。

例として、アメリカの私立大学(授業料+寮・食費で年約$60,000。為替1ドル145円で年約870万円、4年総額はおおよそ3,000万円前後)に進学するケースで、代表的な奨学金に採用された場合の自己負担を試算してみます。前提の総額や為替で変わるため、あくまで考え方の目安です。

米私立大(4年総額 約3,000万円と仮定)に奨学金を使った場合の自己負担イメージ

ケース給付される費用自己負担の残額(目安)
奨学金なし約3,000万円(全額)
柳井正財団に採用授業料・寮費・保険等を上限内でカバー(米 年最大11.5万ドル)渡航費・小遣い等が中心(数十万〜数百万円規模)
笹川奨学金に採用在学費用を実費支給+旅費・保険を一時給付自己負担はごく小さくなる
JASSO学位取得型(月20万円と仮定)月20万円×12ヶ月×4年=約960万円約2,040万円

ポイントは2つあります。第一に、柳井正財団や笹川平和財団のような大型の奨学金は、給付上限が実際の費用(Cost of Attendance)を上回ることが多く、採用されれば自己負担が生活雑費や渡航費程度まで下がり得ます。第二に、JASSOのような月額型は費用の一部をまかなう性格で、残額は自己負担になります。「大型に一発で通れば劇的に下がる/月額型は着実に負担を軽くする」という性格の違いを理解し、両方を組み合わせて計画するのが現実的です。学費そのものの国別比較は海外大学の学費ガイドで確認できます。

主な給付型奨学金を1つずつ見る

POINT

早見表の各制度を、給付内容・条件・締切の実際まで掘り下げます。「わが家が対象になるか」「いつ動くか」を判断する材料にしてください。

柳井正財団 海外奨学金(トップ校向けの最大級)

ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正氏が設立した財団の給付型奨学金です。2026年度(第11期)は米・英・カナダのトップ校進学者を対象に40名程度を募集し、給付上限は米国が年11.5万ドル(4年で計46万ドル)、英国が年7万ポンド(原則3年)、カナダが年12万カナダドル(合格型のみ)。授業料・教材費・保険料・寮費など大学から請求される費用が対象です。条件は家計支持者の所得が2,700万円以下、出願時にTOEFL iBT90/IELTS 6.5、SAT1400/ACT31/IB予測38以上などのスコア、原則20歳以下・日本国籍など。合格前に応募する「予約型」(在籍校の推薦が必要)と、合格後に応募する「合格型」の年2回があり、両方に応募できます。国内の他の給付型奨学金との併給は不可(返済義務のある奨学金や海外の給付型とは併給可)という点は要注意です。

笹川平和財団 笹川奨学金(所得・年齢制限なし)

指定する米英の大学(46大学)に入学許可を得た人を対象に、最大35名を支援する返済不要の奨学金です。学士号取得のための在学費用を支給し(制度開始時は米$95,000・英£65,000を上限としていましたが、近年は実費関連の支給へと拡充)、旅費や海外旅行保険は一時給付で対応します。米国は4年、英国は3年が支給期間。大きな特徴は所得制限も年齢制限も専攻の指定もないことで、家庭の年収が他制度の基準を超えるご家庭でも挑戦できます。募集は秋期・春期の年2回。他の給付型奨学金の受給が確定している場合は、その額を差し引いた金額の支給になる点は確認しておきましょう。

JASSO 海外留学支援制度(学部学位取得型)

独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)が運営する公的な給付型奨学金です。海外大学へ学位取得を目的に進学する日本人(高3相当・卒業3年以内など)が対象で、奨学金は月額13万9,000円〜35万2,000円(留学先の国・地域で異なる)に渡航支援金1万円が加わります。採用実績は年々広がり、近年は100名以上が選ばれています。財団系のトップ校限定の奨学金と違い、対象となる大学の幅が広く採用枠も多いため、海外大学進学を考えるご家庭がまず検討すべき制度です。金額の上限や家計基準などの細かな条件は年度の募集要項で定められるため、[JASSO公式サイト](https://www.jasso.go.jp/)で最新の要項を必ず確認してください。

グルー・バンクロフト基金/リクルートスカラシップ(分野特化)

グルー・バンクロフト基金は、米国のリベラルアーツ大学(少人数で幅広い分野を学ぶ4年制大学)への進学者を支援する返済不要の奨学金で、2026年度は計10名程度を採用。枠により年8万ドルを4年間支給する形や、提携大学の授業料免除に年1.5万ドルを加える形があります。家計支持者の所得2,000万円以下(共働きは合算)が条件で、既卒生やインターナショナルスクール出身者も応募できます。江副記念リクルート財団のリクルートスカラシップ(学術部門)は、海外大学・大学院で理系を専攻する24歳以下が対象で、学費の実費と生活費を留学先の通貨で支給します(所得制限なし)。理系志望やリベラルアーツ志望など、お子さんの進路に合う制度を早めに把握しておきましょう。

都立高校等海外大学進学支援制度(東京都・2027年度入学から)

東京都が2026年に新設した給付型奨学金で、2027年度入学の生徒から始まります。世界大学ランキング(THE/QS)で上位100位以内などの大学に進む都立高校生を対象に10名程度を選び、各大学の授業料から国内私立大学の授業料相当額(130万円)を差し引いた残りを支援します。世帯所得が約715万円未満なら最大800万円、約715万〜2,000万円なら最大400万円を原則4年間給付する仕組みです。対象は都立高校に在籍または卒業3年以内・都内在住など要件があり、学校推薦や語学力・成績の基準もあります。こうした自治体独自の制度は住んでいる地域によって使える・使えないが分かれるため、お住まいの都道府県・市区町村の教育委員会の情報もあわせて確認してください。

1年間の留学費用をその場で試算

国と留学タイプを選ぶだけで、学費・滞在費・渡航費を含む概算費用を試算できます。

わが家はどれを狙うべきか(タイプ別の選び方)

POINT

奨学金は「有名だから」で選ぶものではありません。志望校のレベル・専攻・家庭の所得・お住まいの地域によって、現実的に狙える制度は変わります。当てはまるものから優先的に準備しましょう。

  • 米英のトップ校を目指せる学力がある → 柳井正財団・笹川平和財団を第一候補に。大型で自己負担が大きく下がる。
  • 世帯年収が他制度の基準を超える → 所得制限のない笹川平和財団やリクルート財団(理系)が現実的。
  • 対象校を幅広く考えたい・採用枠の多さを重視 → JASSOの学部学位取得型をまず押さえる。
  • 米国のリベラルアーツ大学に惹かれる/既卒・インター出身 → グルー・バンクロフト基金。
  • 理系で研究成果を出したい → 江副記念リクルート財団(学術部門)。
  • 東京都立高校に通っている → 都立高校等海外大学進学支援制度(最大800万円)を必ず確認。

多くの奨学金は「併願」できます。所得制限のない制度と大型の財団系を組み合わせて複数に応募すれば、採用の可能性を高められます。ただし後述のとおり併給(同時に複数受け取ること)にはルールがあるため、応募の段階で各要項を必ず確認してください。志望校選びと費用の考え方は海外大学進学ガイド、費用を抑えられる国選びは費用の安い国の考え方も参考になります。

保護者が見落としやすい3つの落とし穴

POINT

奨学金選びで保護者が読み違えやすいのが「所得基準の数え方」「併給のルール」「為替」の3点です。給付額の大きさだけを見て、ここでつまずくと計画が狂います。

避けたい

「年収2,700万円以下」の基準を、会社員の額面給与だけで判断する。

こうすればOK

多くの制度は『家計支持者(生計を維持する人)の所得』で見る。共働きは合算、自営業や株式の譲渡益・不動産所得なども含まれることがある。前年の所得証明で判定される制度が多いので、要項の定義を確認する。

避けたい

複数の給付型奨学金に採用されれば、全部そのまま受け取れると考える。

こうすればOK

併給にはルールがある。柳井正財団は国内の他の給付型と併給不可、笹川奨学金は他の給付型の額を差し引いて支給。返済型(貸与)や海外の給付型は併給できることが多い。『どれとどれを併願・併給できるか』を出願前に確認する。

避けたい

ドル建ての給付額を今の為替で計算し、それで足りると安心する。

こうすればOK

給付が現地通貨建てか円建てかで、家庭の実質負担は変わる。円安が進むと、円建て給付では現地費用に届かないことも。近年は現地通貨で支給する制度も増えている。為替は円安方向に振れる前提で、余裕を持った計画を立てる。

とくに所得基準は、共働きや自営業のご家庭で「対象外だと思っていたら実は対象だった/その逆だった」が起こりやすいポイントです。判断に迷う場合は、給付額の大きさで諦める前に、所得制限のない制度(笹川・リクルート)も含めて幅広く候補に入れておくのが安全です。ひとり親家庭など費用面の工夫が必要な場合の考え方は母子家庭の高校生留学と費用の「給付→削減→貸与」の順序も、大学段階の資金計画のヒントになります。

給付型に落ちても、学費は下げられる(プランB)

POINT

財団系の大型奨学金は採用が数十名の狭き門です。「落ちたら終わり」ではなく、落選を前提にした備え(プランB)を最初から用意しておくと、家庭の費用計画が崩れません。

  1. 1大学独自の奨学金を狙う:米国の私立大学には、家庭の経済状況に応じたneed-based奨学金や、成績優秀者へのmerit奨学金が手厚い大学がある。公表学費と実際の支払額が大きく異なることも多い。志望校の『financial aid』ページを必ず確認する。
  2. 2費用の安い国・ルートを選ぶ:英・豪の3年制、マレーシアの私立、ドイツの州立(授業料ほぼ無料)、米国コミュニティカレッジからの編入(2+2)など、そもそもの総額を下げる選択肢を持つ。詳しくは海外大学の学費ガイド
  3. 3貸与型も組み合わせる:JASSOの貸与奨学金(第二種など)や日本政策金融公庫の教育ローンは返済が必要だが、給付型で足りない分を補える。借入は必ず返済計画まで含めて検討する。
  4. 4日本の大学と併願する:まず国内大学に進み、大学院や交換留学で海外に出て費用を分散する道もある。高校卒業後すぐの正規進学だけが正解ではない。

とくに見落とされがちなのが、大学独自のneed-based奨学金です。日本の財団だけでなく、進学先の大学そのものが留学生に給付する枠があり、家庭の収入証明を提出して審査を受けます。日本の給付型に落ちても、大学側の奨学金で自己負担が下がるケースは珍しくありません。日本の大学受験との併願を含めた進路全体の考え方は高校留学と大学受験の接続もあわせてご覧ください。

いつ動く?奨学金の出願スケジュール(高2〜高3の逆算)

POINT

奨学金でつまずく最大の原因は「動き出しが遅い」ことです。合格前に応募する予約型は高3の春〜夏に締切があり、大学出願とも重なります。高2のうちから逆算して準備するのが成功の分かれ目です。

海外大学進学・奨学金の準備スケジュール(目安)

時期奨学金まわりでやること
高1〜高2前半英語スコア(TOEFL/IELTS)の土台づくり。志望国・分野をざっくり決める
高2後半使える奨学金を一覧化し、所得条件・締切・対象校を確認。予約型の存在を把握する
高3春〜夏予約型奨学金(柳井正・笹川・グルー等)に応募。エッセイ・推薦状・スコアを準備
高3秋〜冬大学へ出願。合格型の奨学金・大学独自の奨学金(need-based)に応募
合格後〜渡航前採用結果を踏まえ最終的な資金計画を確定。渡航費・初期費用を用意

「合格してから奨学金を探す」では、締切に間に合わない制度が多くあります。とくに予約型は合格前に動く前提の設計なので、高2の後半には候補を一覧化しておきましょう。奨学金の応募には英語スコア・エッセイ・推薦状が必要で、これは大学出願の準備とほぼ共通します。つまり奨学金と大学出願は「同時に進める」ものと考え、海外大学進学ガイドの高1〜高3ロードマップや海外大学の出願方法ガイドと並べて計画するのが効率的です。

まとめ:給付型を軸に、落選前提の備えもセットで

海外大学の費用は「返済不要の奨学金+大学独自の給付+費用の安いルート」で大きく下げられます。判断のポイントは、①給付額ではなく『総額−給付=自己負担の残額』で見る ②所得基準・併給ルール・為替の3つの落とし穴を外さない ③財団系は狭き門なので落選前提のプランB(大学独自の奨学金・貸与型・国内併願)も用意する ④予約型は高3春〜夏締切なので高2から動く、の4点です。まずは費用シミュレーターでわが家の総額の目安をつかみ、海外大学進学ガイドで準備の全体像を確認していきましょう。

Q.海外大学の奨学金で、本当に返済不要のものはありますか?

あります。柳井正財団・笹川平和財団・グルー・バンクロフト基金・江副記念リクルート財団などの民間財団、JASSO(日本学生支援機構)の海外留学支援制度(学部学位取得型)、東京都の都立高校等海外大学進学支援制度などが給付型(返済不要)です。一方でJASSOの第二種奨学金や教育ローンは返済が必要なので、応募前に『給付型か貸与型か』を必ず確認してください。

Q.複数の奨学金に同時に応募・受給できますか?

応募(併願)は多くの場合できますが、受給(併給)にはルールがあります。たとえば柳井正財団は国内の他の給付型奨学金との併給が不可、笹川奨学金は他の給付型の額を差し引いて支給されます。返済義務のある奨学金や海外の給付型とは併給できることが多いです。『どれとどれを同時に受け取れるか』は各制度の募集要項で確認しましょう。

Q.親の年収が高いと、奨学金は狙えないのでしょうか?

制度によります。柳井正財団は家計支持者の所得2,700万円以下、グルー・バンクロフト基金は2,000万円以下などの所得制限がありますが、笹川平和財団や江副記念リクルート財団(学術部門)には所得制限がありません。所得基準は『家計支持者の所得(共働きは合算、自営業や資産所得も含むことがある)』で判定されるため、額面給与だけで判断せず、所得制限のない制度も含めて検討してください。

Q.給付型の奨学金に落ちたら、費用を下げる方法はありませんか?

あります。進学先の大学が留学生に出すneed-based(家計基準)やmerit(成績優秀)の奨学金、英・豪の3年制やマレーシア・ドイツなど費用の安い国、米国コミュニティカレッジからの編入(2+2)、JASSOの貸与奨学金や教育ローンなどを組み合わせれば、日本の給付型に頼らなくても総額を下げられます。落選を前提にしたプランBを最初から用意しておくと安心です。

Q.奨学金の応募は、いつから準備すればよいですか?

高2の後半には候補を一覧化しておくのが理想です。合格前に応募する『予約型』は高3の春〜夏に締切があり、大学出願とも重なります。応募にはTOEFL/IELTSのスコア、エッセイ、推薦状が必要で、これらは大学出願の準備と共通します。『合格してから探す』では間に合わない制度が多いため、奨学金と大学出願は同時に進める前提で計画してください。

Q.東京都以外に住んでいますが、自治体の奨学金はありますか?

東京都の都立高校等海外大学進学支援制度(最大800万円)は都立高校生が対象ですが、ほかの自治体でも独自の留学・進学支援制度を設けている場合があります。金額や対象は地域によって大きく異なるため、お住まいの都道府県・市区町村の教育委員会や公式サイトで『海外留学 奨学金』を確認してみてください。あわせてJASSOや民間財団など、居住地に関係なく応募できる制度も候補に入れましょう。

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