このページの要点

オーストラリア高校留学の費用は、公立で1年約250〜350万円、私立で400〜600万円が目安です。

  • 公立・1年:総額約250〜350万円(学費だけなら年約150万円)。
  • 私立・1年:総額約400〜600万円(学費だけなら年約300万円〜)。
  • 州で支払い方法が違う:先払いか都度払いかで資金計画が変わる。

同じオーストラリアでも、公立か私立か・どの州かで総額と支払い方が変わります。この記事では費用の内訳、州の違い、学費以外のお金、抑えるコツを整理します。制度や学校選びはオーストラリア高校留学ガイドをご覧ください。

本記事の金額は留学団体・留学情報メディア等の公開情報にもとづく一般的な目安です(2026年7月時点)。学費・滞在費・支払い方法は州・学校・為替で変わります。正確な金額は各州の教育省・学校の募集要項でご確認ください。

結論:費用の早見表

POINT

まず学校タイプで総額の目安を。費用を左右する最大の要因は「公立か私立か」で、公立は私立のおよそ半分〜7割が目安です。

学校タイプ別の費用目安(1年・総額)

パターン学費のみ総額の目安
公立年約150万円約250〜350万円
私立年約300万円〜約400〜600万円
交換留学(休学・公立1年)約300万円前後

費用の内訳

POINT

費用は「学費」「滞在費(ホームステイ)」「諸費用」で構成されます。公立の授業料は現地通貨で年AUD16,000〜20,000ほど、これに教材費が別途かかります。

公立高校・1年の費用イメージ

費目目安
授業料AUD 16,000〜20,000(約150万円)
滞在費(ホームステイ)年約100万円前後
諸費用(教材・保険・申請等)数十万円
総額の目安約250〜350万円

私立・全寮制はこれより高く、総額400〜600万円が目安。少人数で手厚いサポートや、男子校・女子校・宗教系といった選択肢がある一方、費用は公立の約1.5〜2倍になります。

州で違う「支払い方法」に注意

POINT

オーストラリアは州ごとにホームステイ費の支払い方法が異なります。まとまった額を先に払うか、都度払いかは資金計画に直結するため、志望州の方式を必ず確認しましょう。

  • クイーンズランド州:1年分のホームステイ費を先に全額支払う方式。
  • ビクトリア州・南オーストラリア州:現地到着後、2週間ごと・半年ごとなど都度払い。

先払いはまとまった資金が必要になる一方、為替の変動リスクを渡航前に確定できる利点も。都度払いは資金を分散できますが、為替次第で総額が上下します。どちらが良いかは家庭の資金計画次第です。

学費以外にかかるお金

POINT

学費・滞在費以外に、航空券・保険・小遣い、そして学年末イベントの費用がかかります。特に最終学年のイベントは日本の成人式のような出費になることがあります。

  • 航空券:往復10〜20万円程度(時差が小さく比較的近い)。
  • 海外留学保険:年20〜30万円が目安。
  • 教材費・制服:授業料と別に発生。
  • 学年末イベント:最終学年の卒業イベントはドレス・ヘアメイク等で出費がかさむことも。
  • 現地の小遣い・通信費:月1〜3万円程度。

避けたい

学費と滞在費だけで予算を組み、支払い方法や追加費用で計画が崩れる。

こうすればOK

志望州の支払い方法を確認し、航空券・保険・小遣い・イベント費まで含めた総額で組む。

避けたい

「私立=安心」と考え、公立の約2倍の費用を見落とす。

こうすればOK

公立でも十分な教育水準。まず公立を基準に、サポートの手厚さと費用を天秤にかける。

1年間の留学費用をその場で試算

国と留学タイプを選ぶだけで、学費・滞在費・渡航費を含む概算費用を試算できます。

費用を抑える3つのコツ

  • 公立を選ぶ:私立の約半分〜7割。公立でも教育水準は確保されている。
  • 郊外・地方都市を選ぶ:生活費を抑えやすく、日本人も少なめ。
  • 交換留学の形も検討:日本の高校を休学して公立に1年通う形は約300万円前後が目安。

費用全体の考え方や他国との比較は高校留学の費用ガイド、費用の安い国は費用の安い国で確認できます。ニュージーランドと迷う場合はニュージーランド高校留学の費用とも比べてみてください。お子さんが卒業後に現地やほかの英語圏の大学へ進む海外大学進学という進路まで視野に入れると、いつまで留学するかで総額の考え方が変わってきます。

未成年だから必要になる費用(見積りに入っているか確認)

POINT

高校留学の見積りが大人の留学と違うのは、未成年であることに由来する費目が乗る点です。ここは会社ごとに含まれる範囲が違い、比較で差が出ます。

オーストラリア留学で確認したい未成年特有の費目

費目内容確認するポイント
ガーディアン(後見人)費現地で保護者代理を務める人・機関の費用学校・州の教育局が学生ビザを求めることが多い。未成年の受け入れには保護者代理(ガ…など、必須かどうかを確認
空港送迎・乗り継ぎ付き添い到着時の出迎え、未成年の乗り継ぎアシスタンス片道か往復か。直行便でなければ航空会社の有料サービスが必要な場合も
緊急時サポート体調不良やトラブル時の24時間窓口料金に含まれるか、別途か
制服・教材・ICT機器学校指定品の購入入学時に一括購入が必要か
予防接種・健康診断学校や州が求める書類の取得国内で複数回の通院が必要な場合がある
国内の準備費パスポート、国内交通費、衣類見積書には通常含まれない

1つずつは数万円でも、合計すると20〜40万円規模になります。同じ費目が含まれているかを揃えてから金額を比べるのが、見積り比較の原則です。全体の考え方は高校留学の費用ガイドにまとめています。

いつ何を払うのか(支払いの時期)

POINT

総額と同じくらい重要なのが支払いの時期です。支出は渡航前に集中し、出発の半年以上前から始まります。

支払いの流れ(一般的な例)

時期主な支払い備考
出願時(渡航の1年〜半年前)出願料・選考料不合格時の返金の有無を確認
合格後授業料・滞在費(学期ごとの前払いが多い)分割の可否と期限を確認
渡航の1〜3か月前航空券・保険・ビザや渡航認証・予防接種為替の影響を受ける
渡航後〜滞在中お小遣い・学校行事費・部活費・通信費・交通費毎月の仕送りが必要

奨学金を当てにする場合は入金の時期に注意してください。たとえばトビタテ!留学JAPANは、留学期間124日以下だと奨学金が留学終了後の一括支給で、渡航前に受け取れるのは留学準備金のみです(高校生の留学奨学金ガイド)。円建ての見積りは換算レートの前提も確認し、予算に5〜10%の余裕を持たせておくと安心です。

毎月かかるお金と、都市・地方の差

POINT

総額を12で割るだけでは資金計画になりません。渡航前に一括で出るお金毎月出ていくお金を分け、さらに都市か地方かで滞在費が変わることを押さえます。

オーストラリアは州ごとに授業料と支払い方法が異なり、州立校が受け入れの中心です。滞在費は地域差が大きく、シドニー・メルボルンは滞在費が高く、地方都市は抑えやすい傾向があります。学費が同じでも、住む場所で総額が数十万円変わることは珍しくありません。

毎月出ていくお金の目安(学費・滞在費とは別)

費目月あたりの目安備考
お小遣い1〜3万円学校行事や部活に参加するほど増える
通学・移動費0〜1万円スクールバスが有料の学区もある。徒歩圏なら不要
通信費2,000〜5,000円現地SIM。端末代は別
昼食代0〜1万円滞在先の提供に平日の昼食が含まれない場合がある
学校行事・部活・教材(随時)年10〜20万円行事のたびに発生。年間で見積もる

「行けばお金はかからない」と本人に伝えていると、遠慮して活動に参加せず留学の中身が薄くなることがあります。上限を決めて渡すのが現実的です。

オーストラリアで費用を抑える3つの打ち手

POINT

効果が大きい順は①学校種別(公立か私立か)②地域(都市か地方か)③期間の刻み方です。この順で検討すると総額が動きます。

打ち手と効果

打ち手効果注意点
公立校を選ぶ総額に最も効く(私立・ボーディングとは数百万円の差)学校を細かく選べない場合がある
都市部を避ける滞在費・生活費が下がる移動手段や日本人の少なさを許容できるか
期間を1年→1学期にする総額を4〜6割に圧縮単位認定・進級への影響を在籍校に確認する
給付型の奨学金を取る返済不要で数十万〜200万円弱募集は渡航の前年から。学校経由の手続きが必要

期間を短くする選択肢はターム留学の費用、他国との比較は高校留学の費用が安い国、奨学金の設計は高校生の留学奨学金ガイドをご覧ください。

見積りを比べる前に、費目を揃える

POINT

オーストラリア留学の見積りは会社・学校ごとに含まれる範囲が違います。金額の大小を比べる前に、同じ費目が入っているかを揃えるのが失敗しない手順です。

  • 授業料(学期ごとか年間か。教材費は別か)
  • 滞在費・食費(ホームステイか寮か。平日の昼食が含まれるか)
  • 往復渡航費(含まれるか、自分で手配か)
  • 留学保険(補償内容。治療・救援・携行品・精神面の受診)
  • ガーディアン(後見人)費・空港送迎・緊急時サポート
  • ビザ・渡航認証の申請費、予防接種
  • 制服・ICT機器・課外活動費・学校行事費
  • お小遣い・通信費・現地の交通費
  • エージェントの手続き手数料(成功報酬か定額か)

この9項目を1枚の表にして、各見積りの「含む/含まない」を埋めていくと、表示価格が安い見積りほど含まれる範囲が狭いという関係が見えることがあります。含まれていない費目は自分で相場を足してから比較してください。

為替の影響も見込んでおいてください。現地通貨建ての請求は、見積り時と支払い時でレートが動くため、円換算の支払額が上下します。数十万円規模の請求では数万円の差になることがあるため、予算に5〜10%の余裕を持たせるのが実務的です。分割払いが可能なプログラムでは、支払い時期を分けることで影響を平準化できる場合もあります。

まとめ:州の支払い方法まで含めて総額で

オーストラリア高校留学の費用は、公立・1年で約250〜350万円、私立で400〜600万円が目安です。州によって支払い方法が違うため、志望州を絞って支払いスケジュールまで確認し、総額で予算を組みましょう。費用シミュレーターで概算を出し、オーストラリア高校留学ガイドで制度も確認するのがおすすめです。

Q.オーストラリアの高校留学は1年でいくらですか?

公立高校なら学費・滞在費などを合わせて年約250〜350万円、私立は約400〜600万円が目安です。学費だけなら公立で年約150万円、私立で年約300万円〜。これに航空券・保険・小遣いが加わり、州・学校・為替で変動します。

Q.州によって支払い方法が違うと聞きました。どういうことですか?

ホームステイ費の支払い方式が州で異なります。クイーンズランド州は1年分を先に全額支払い、ビクトリア州や南オーストラリア州は現地到着後に2週間ごと・半年ごとなど都度払いです。まとまった資金が必要か分散できるかが変わるため、志望州の方式を必ず確認しましょう。

Q.公立と私立で費用はどのくらい違いますか?

公立・1年が約250〜350万円なのに対し、私立は約400〜600万円と、およそ1.5〜2倍です。私立は手厚いサポートや男子校・女子校・宗教系などの選択肢がある一方、費用は高くなります。費用を抑えたいなら、まず公立を基準に検討しましょう。

Q.学費以外にどんな費用がかかりますか?

航空券、海外保険、教材費・制服、現地の小遣い・通信費に加え、最終学年の卒業イベント費用(ドレスやヘアメイクなど)がかかることがあります。学費・滞在費だけでなく、これらを含めた総額で予算を組みましょう。

LINEで留学準備の最新情報をお届け

記事の更新情報や、留学準備に役立つ情報をLINEでお届けします。