このページの要点

ニュージーランド高校留学の費用は、公立で1年約220〜320万円、卒業(3年)で650〜1,100万円が目安です。

  • 公立・1年:総額約220〜320万円と英語圏では抑えめ。
  • 私立:学費だけで年120〜400万円と幅が大きい。
  • 都心は高く、地方は安い:オークランドは高め、地方の学校は抑えやすい。

英語圏のなかでは費用を抑えやすいのがニュージーランドの魅力ですが、学校タイプ・エリア・期間で総額は変わります。この記事では費用の内訳、学費以外の雑費、抑えるコツを整理します。制度や学校選びはニュージーランド高校留学ガイドをご覧ください。

本記事の金額は留学団体・留学情報メディア等の公開情報にもとづく一般的な目安です(2026年7月時点)。学費・滞在費は学校・都市・為替で変わります。正確な金額は各学校の募集要項でご確認ください。

結論:費用の早見表

POINT

まず期間と学校タイプで総額の目安を。費用を左右する最大の要因は「公立か私立か」と「都心か地方か」です。

期間・学校タイプ別の費用目安

パターン期間費用の目安
公立・1年(総額)1年約220〜320万円
公立・卒業(総額)3年約650〜1,100万円
私立(学費のみ)1年約120〜400万円

公立高校の費用内訳

POINT

公立の費用は「学費」「滞在費(ホームステイ)」「諸費用」で構成され、1年の総額は約220〜320万円が目安。ニュージーランドは高校の8〜9割が公立で、留学生も公立が主流です。

公立の学費は年100万円前後が目安で、これにホームステイ費・保険・諸費用が加わって総額220〜320万円ほどになります。ニュージーランドは寮のある学校が少なく、滞在はホームステイが基本。食事つきのホームステイが一般的で、滞在費は費用全体の大きな割合を占めます。

私立と「都心・地方」の差

POINT

私立は学費だけで年120〜400万円と幅が大きく、公立より高額です。また同じ公立でも、オークランドなど都心は高く、地方は抑えやすい傾向があります。

経済成長を続けるニュージーランドでは、オークランドの一部の高校はオーストラリアの公立より高いこともあり、「英語圏だから安い」と一概には言えなくなっています。費用を重視するなら、地方の学区も候補に入れて比較しましょう。地方は日本人が少なく英語漬けになりやすい利点もあります。

学費以外にかかるお金に注意

POINT

見落としがちなのが、学費・滞在費以外の費用です。入学金・学費以外に「Course Fee」「Contingency Fee」などの雑費、航空券・保険・小遣いが加わります。

  • Course Fee / Contingency Fee:教材・活動・予備費などの名目で請求される雑費。
  • 航空券:往復で15〜25万円程度(時期で変動)。
  • 海外留学保険:年20〜30万円が目安。
  • 制服・教材・課外活動費:学校により都度発生。
  • 現地の小遣い・通信費:月1〜3万円程度を見込む。

避けたい

「学費が安い」だけで判断し、雑費や滞在費を含めずに予算を組む。

こうすればOK

Course Fee 等の雑費・滞在費・保険まで含めた「総額」で予算を立てる。

避けたい

オークランド前提で予算を組み、想定より高くつく。

こうすればOK

費用重視なら地方の学区も比較し、総額で判断する。

1年間の留学費用をその場で試算

国と留学タイプを選ぶだけで、学費・滞在費・渡航費を含む概算費用を試算できます。

費用を抑える3つのコツ

  • 公立を選ぶ:私立より学費が抑えやすく、教育水準も確保されている。
  • 都心より地方の学校:学費・ホームステイ費が抑えめで、英語漬けにもなりやすい。
  • 期間を目的に合わせる:まず1年で試し、合えば卒業まで延長するなど段階的に考える。

費用全体の考え方や他国との比較は高校留学の費用ガイド、費用の安い国の比較は費用の安い国で確認できます。カナダと迷う場合はカナダ高校留学の費用とも比べてみてください。お子さんが卒業後に現地やほかの英語圏の大学へ進む海外大学進学という進路まで視野に入れると、いつまで留学するかで総額の考え方が変わってきます。

未成年だから必要になる費用(見積りに入っているか確認)

POINT

高校留学の見積りが大人の留学と違うのは、未成年であることに由来する費目が乗る点です。ここは会社ごとに含まれる範囲が違い、比較で差が出ます。

ニュージーランド留学で確認したい未成年特有の費目

費目内容確認するポイント
ガーディアン(後見人)費現地で保護者代理を務める人・機関の費用NZeTAとあわせて国際観光税(IVL)の支払いが必要。未成年の受け入れには宿泊…など、必須かどうかを確認
空港送迎・乗り継ぎ付き添い到着時の出迎え、未成年の乗り継ぎアシスタンス片道か往復か。直行便でなければ航空会社の有料サービスが必要な場合も
緊急時サポート体調不良やトラブル時の24時間窓口料金に含まれるか、別途か
制服・教材・ICT機器学校指定品の購入入学時に一括購入が必要か
予防接種・健康診断学校や州が求める書類の取得国内で複数回の通院が必要な場合がある
国内の準備費パスポート、国内交通費、衣類見積書には通常含まれない

1つずつは数万円でも、合計すると20〜40万円規模になります。同じ費目が含まれているかを揃えてから金額を比べるのが、見積り比較の原則です。全体の考え方は高校留学の費用ガイドにまとめています。

いつ何を払うのか(支払いの時期)

POINT

総額と同じくらい重要なのが支払いの時期です。支出は渡航前に集中し、出発の半年以上前から始まります。

支払いの流れ(一般的な例)

時期主な支払い備考
出願時(渡航の1年〜半年前)出願料・選考料不合格時の返金の有無を確認
合格後授業料・滞在費(学期ごとの前払いが多い)分割の可否と期限を確認
渡航の1〜3か月前航空券・保険・ビザや渡航認証・予防接種為替の影響を受ける
渡航後〜滞在中お小遣い・学校行事費・部活費・通信費・交通費毎月の仕送りが必要

奨学金を当てにする場合は入金の時期に注意してください。たとえばトビタテ!留学JAPANは、留学期間124日以下だと奨学金が留学終了後の一括支給で、渡航前に受け取れるのは留学準備金のみです(高校生の留学奨学金ガイド)。円建ての見積りは換算レートの前提も確認し、予算に5〜10%の余裕を持たせておくと安心です。

毎月かかるお金と、都市・地方の差

POINT

総額を12で割るだけでは資金計画になりません。渡航前に一括で出るお金毎月出ていくお金を分け、さらに都市か地方かで滞在費が変わることを押さえます。

ニュージーランドは公立校の受け入れが中心で、英語圏では費用を抑えやすい国です。滞在費は地域差が大きく、オークランドは滞在費が高く、地方都市は抑えやすい傾向があります。学費が同じでも、住む場所で総額が数十万円変わることは珍しくありません。

毎月出ていくお金の目安(学費・滞在費とは別)

費目月あたりの目安備考
お小遣い1〜3万円学校行事や部活に参加するほど増える
通学・移動費0〜1万円スクールバスが有料の学区もある。徒歩圏なら不要
通信費2,000〜5,000円現地SIM。端末代は別
昼食代0〜1万円滞在先の提供に平日の昼食が含まれない場合がある
学校行事・部活・教材(随時)年10〜20万円行事のたびに発生。年間で見積もる

「行けばお金はかからない」と本人に伝えていると、遠慮して活動に参加せず留学の中身が薄くなることがあります。上限を決めて渡すのが現実的です。

ニュージーランドで費用を抑える3つの打ち手

POINT

効果が大きい順は①学校種別(公立か私立か)②地域(都市か地方か)③期間の刻み方です。この順で検討すると総額が動きます。

打ち手と効果

打ち手効果注意点
公立校を選ぶ総額に最も効く(私立・ボーディングとは数百万円の差)学校を細かく選べない場合がある
都市部を避ける滞在費・生活費が下がる移動手段や日本人の少なさを許容できるか
期間を1年→1学期にする総額を4〜6割に圧縮単位認定・進級への影響を在籍校に確認する
給付型の奨学金を取る返済不要で数十万〜200万円弱募集は渡航の前年から。学校経由の手続きが必要

期間を短くする選択肢はターム留学の費用、他国との比較は高校留学の費用が安い国、奨学金の設計は高校生の留学奨学金ガイドをご覧ください。

見積りを比べる前に、費目を揃える

POINT

ニュージーランド留学の見積りは会社・学校ごとに含まれる範囲が違います。金額の大小を比べる前に、同じ費目が入っているかを揃えるのが失敗しない手順です。

  • 授業料(学期ごとか年間か。教材費は別か)
  • 滞在費・食費(ホームステイか寮か。平日の昼食が含まれるか)
  • 往復渡航費(含まれるか、自分で手配か)
  • 留学保険(補償内容。治療・救援・携行品・精神面の受診)
  • ガーディアン(後見人)費・空港送迎・緊急時サポート
  • ビザ・渡航認証の申請費、予防接種
  • 制服・ICT機器・課外活動費・学校行事費
  • お小遣い・通信費・現地の交通費
  • エージェントの手続き手数料(成功報酬か定額か)

この9項目を1枚の表にして、各見積りの「含む/含まない」を埋めていくと、表示価格が安い見積りほど含まれる範囲が狭いという関係が見えることがあります。含まれていない費目は自分で相場を足してから比較してください。

為替の影響も見込んでおいてください。現地通貨建ての請求は、見積り時と支払い時でレートが動くため、円換算の支払額が上下します。数十万円規模の請求では数万円の差になることがあるため、予算に5〜10%の余裕を持たせるのが実務的です。分割払いが可能なプログラムでは、支払い時期を分けることで影響を平準化できる場合もあります。

まとめ:総額と英語環境のバランスで

ニュージーランド高校留学の費用は、公立・1年で約220〜320万円、卒業(3年)で650〜1,100万円が目安です。学費だけでなく雑費・滞在費・保険まで含めた総額で考え、費用重視なら地方の学区も候補に。費用シミュレーターで概算を出し、ニュージーランド高校留学ガイドで制度も確認しましょう。

Q.ニュージーランドの高校留学は1年でいくらですか?

公立高校なら学費・滞在費・諸費用を合わせて年約220〜320万円が目安です。これに航空券・保険・小遣いが加わります。私立は学費だけで年120〜400万円と幅が大きく、公立より高額になります。

Q.卒業まで通うと総額いくらになりますか?

公立高校に3年間通って卒業する場合、総額で約650〜1,100万円が目安です。私立を選ぶと年500万円以上かかることもあります。都心か地方か、公立か私立かで大きく変わるため、総額で比較しましょう。

Q.英語圏なのに「安いとは限らない」と聞きました。なぜですか?

経済成長により、オークランドなど都心の一部の高校は費用が高く、オーストラリアの公立より高いこともあるためです。費用を抑えたい場合は、都心ではなく地方の学区を選ぶのが有効です。地方は英語漬けになりやすい利点もあります。

Q.学費のほかにどんな費用がかかりますか?

入学金・学費以外に、Course FeeやContingency Feeと呼ばれる雑費、ホームステイ費、航空券、海外保険、制服・教材・課外活動費、現地の小遣いなどがかかります。これらを含めた総額で予算を組むことが大切です。

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